春を待つ吉野山

今日は、夕方から吉野町商工会で打ち合わせがあり、少し早く到着したので、花を待つ吉野山へと様子を見に行ってきました。

花見塚の近くから観た吉野山は、夕方の斜光が霞に反射し美しく輝いていました。

花を待つ吉野山

桜が咲き始めると多くの観光客で賑わい、地元に住む私は、混雑を避けて桜の季節に吉野山に登ったことがありません。

「これはこれはとばかり花の吉野山」
と貞室が読んだような吉野山を今年は観てみたいと思っています。

吉野で仕事をしていると林業をどのように活性化させるか、地元を元気にするにはどうすればいいのかという話をする機会が増えてきました。
なかなかに思うような答えを見いだせず、私も含め、各人各様に思案している状況です。

しかし本当に元気がないのは、林業や地方の経済ではなくて、私たち自身ではないのかと思うことがあります。

自分自身の元気のなさを林業の不振や、地元の地盤沈下の性にしているように感じるときもあります。

吉野には素晴らしい伝統や人々、暮らしがあります。一人一人の元気と分かち合う気持ちが、吉野を楽しくさせます。
まず人ありき。
経済の復興はそれからでも遅くないような気がしています。少し暢気でしょうか。

気分転換にスケッチを

昔から字と絵が下手な私は、その恩恵でパソコンを使いこなせるようになった。
絵が描けない私は写真を習得し、そして習字の変わりにパソコンを使い仕事ができるまでになった。
欠点は時に長所を呼び込む。欠点を補うより、長所を伸ばすほうが楽で仕事に直結することもある。

しかし最近、山田雅夫さんの「スケッチは3分」という本と出会い少しスケッチに興味が涌いたスケッチは3分

身近にあるものを3分間で簡単にスケッチするという考え方が面白い。
山田雅夫さんが画家ではなく建築士を職業としており、話が論理的で面白い。
これなら私にもできそうだと思い、1週間ほど練習してみた。

スケッチ

上の絵は、3分ではなく10分程度はかかったけれど、下手ながら楽しい仕上がりになった。

これは、ヘタウマではなく、ヘタヘタな絵だけれど、少し気に入っている。

前衛的

仕事の合間にCDをレンタルしに出かけた。

目的は、八代亜紀さんの「舟歌」。
映画「駅STATION」で、高倉健と賠償智恵子が二人でこの曲を聴くシーンが忘れがたくて、衝動的に聞きたくなったから。この映画の居酒屋のシーンほど心に切なく沁みる場面をあまり経験したことがない。
日本人であること、昭和を生きたこと、老いに向かっていることなど、刹那に人生を振り返ってしまう。

もう一つは、ケイコ・リーのあまり上手くは無いが、なぜか愛着の湧くボーカルを聞いてみたくなった。
この方の音楽は、最初つまらない感じがするが、聞き込むとゆっくりと好きになる不思議な魅力がある。

そして前衛的といわれている菊池成孔の「南米のエリザベス・テイラー」を借りた。
内容はまずまずで、前衛であろうとするが、時代がすでに前衛を凌駕しているが故に、前衛であることが出来ない歯がゆさがある。

このCDを聞いて、前衛という言葉がすでに死語であることを感じた。
前衛が時代の先端であったときに青春を過ごすことが出来た幸せを思った。