公園の入り口

光降る日。

まず光が木々に形を変え、そのにじみが葉を生み出す。

光から溶け出た陰が実体を象る。

光がない状態を闇という。

しかし闇のない状態を光とは呼ばない。

なぜなら闇などないのだから。

 

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光のしずく

乾いていた土を慰めるように、雨がふった。

翌朝、草花たちは、水滴を身にまとい、

光の波動を受けて、全身で喜びを現していた。

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この水滴の一粒ずつが

小さな小さなサンキャッチャーなら

白い光の輝きに身を埋めて、

まだ見ぬ私と出会ってみたい。

静けさの先へ

静けさよりももう少し、心を傾けて寂しさを味わう。

時にわざと心を揺すり、錆を落とす。

自分を消すほどに世界は姿を表すけれど、

しかし、自分のフィルターで世界を見ることも、また楽しい。

 

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