親しさと祝祭 osho zet tarot

OSHO ZEN TAROTに私の好きなカードが2枚ある。

一枚は、「親しさ」(Friendliness)を表すカード

このカードには、寄り添うように立ち、花開く2本の樹が描かれている。

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この2本の樹は、寄り添うように立っているが、実は個別に立ち、それぞれの地に根を下ろしている。
この2本の樹の間には、緊張感も、支配も、相手を変えようという欲望もない。
自分が自分の地に立ち、美しく花開くと、傍らの樹もまた美しく花開くことを表している。

では、どうすれば自分が美しく輝くことができるのか。

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その答えが「祝祭」(Celebration)のカードに示されている。

このカードを眺めていると、祝祭は、外部の環境によって与えられるものではない、ということが解る。

自分の心から喜びを感じたときが、祝祭の時だと教えてくれる。
雨と風の中でも、この3人の女性は楽しそうに踊っている。

生とは祝いであり、楽しみであるということを忘れてしまい、根拠のない罪悪感にとらわれることがある。

このカードを見ていると、自分の中にある祝祭を思い出すことができる。

生とは、存在の祝福であることを思い出す。

 

ブロック塀

細い道の傍らに、ブロックの壁があり、

下に川石で組んだ石垣が続く。

時々車を止めてゆっくりと眺める。

私は、この壁のどこが気になるのだろう。

特に晴れた日の午後は気になる存在だ。

花や草木、空と同じように、ブロックの壁や錆びたトタンで作られた小屋が好きだ。

そこに在るだけで温かく感じる。

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この壁の反対側に、小さな作業場の跡がある。

そっと中をのぞくと、光が眩しくて

中から「誰もいないよ~」という声が聞こえた。

ではと、記念に一枚撮影して、ゆっくりと車に戻った。

歩く背中が少し温かい。

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朝が私に訪れて

朝が私に訪れて、世界は柔らかな光に包まれていた。

花々が、木々が、私にそっと、美しさの秘密を打ち明けるので、

私は、その都度々に言葉を失っていく。

言葉は、美しさを透過しながら、意味を失い、

光と温もりとなって心にとどまる。

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