絹のような感覚

友人が吉野へ遊びに来てくれたので、天川弁財天へと出かけた。

いつものようにまず、丹生川上神社へ。

ここは、本殿から鳥居の方へ向けて、いつも新鮮な清い気が流れている。

今日は、連休中なのでいつもより、車が多い。

休日に来たのは始めてだけれど、他府県ナンバーの車が多く、天川弁財天の駐車場がほぼ一杯で驚いてしまった。

これだけ人も車も多いのに、境内にはいつものように穏やかな、絹のようなやさしい気が流れていた。

熊野本宮大社旧社地・大斎原の力強い抱きしめるような気。

大三輪大社の降りそそぎ、交流する気。

そして人をやさしく包み込む天川弁財天の気。

なんと穏やかで、温かい気だろうか。絹の手ざわりのような気。

霊的な感覚がほとんどない私でさえ、その地、その場所では気を感じることが出来る。

このことがとても嬉しい。

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行き帰りの車がとても多くて、隘路では行き違う車のタイミングによっては、とても難し状況になってしまう。

少し渋滞が続いて、また車が動き出すということを繰り返す道路がある。

対向車の運転手さんの顔を見ていると、機嫌の悪い人がいる。

このどうしようも状況で、笑顔でいることは難しいことかもしれない。

しかし、この様なときにこそ、笑顔が大切になる。

そしてその時の、その笑顔が、ゆっくりと命を良い方向へ運んでいく。

そのものの存在へ

草がある。

花がある。

光がある。

一瞬の出会いに、ただカメラを向けてシャッターを切る。

私が写すのではなく、

美しく写すのではなく、

心を空しくするとき、

草花たちは、

本来の姿を見せてくれる。

 

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